コンビニのトイレでカギをかけ忘れて開けられそうになった話

Posted by wpadmin - 5月 25th, 2015

旅行中はもちろんこと、自動車で長距離を移動しなければならないときや、営業回りの出先など、とにかくトイレに行きたいときに近くにそうした場所がないという状況で、わたしが最初に探すのはコンビニエンスストアです。
ある程度どんな辺鄙な場所にも存在していて、遠くからでもそれとわかる看板などの目印があり、そしてほぼ確実にキレイなトイレを借りることができる場所として、コンビニエンスストアは実に便利な存在なのです。

さてこのコンビニのトイレは、お店によって「ご自由にお使いください」というところと「従業員にお声掛けください」というところがあります。どちらであってもわたしは礼儀として「トイレお借りしてもよろしいですか?」と必ず確認するようにしています。また、実際に借りたあとは何か購入するというのが自分のなかの暗黙のルールでした。

ところが、ついこのあいだこのルールをどうしても破らなければならない状況になりました。その日は参加したセミナーの講習が終わって、すぐに別の現場へ移動しなければならない状況のときに、時間がないにも関わらずトイレにどうしても行きたくなってしまったのです。
お昼時の都心部だったこともあって、見つけて駆け込んだコンビニエンスストアはひどく混雑していました。レジには長蛇の列ができ、見えるだけで5人の従業員が必死に働いていました。この状況で「トイレを貸してください」と声をかけるのは憚られ、無理に話しかければかえって迷惑になる。時間もないしトイレも我慢できない。これはもうしょうがないと判断したわたしは、しかたなくそのままトイレを借りました。ただあまりに急いでいたことと、勝手に借りた罪悪感からか鍵をかけ忘れてしまったのです。気が付いたのはまさに誰かがトイレに入ってきた物音が聞こえた瞬間でした。慌ててドアに手をかけて押さえ、すぐに鍵をかけてことなきを得ましたが、まさに危機一髪というところでした。

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